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過去の質問履歴からFAQ候補を洗い出す
過去の質問履歴からFAQ候補を洗い出す カスタマーサポートの現場では、毎日似たような質問が届きます。「パスワードを忘れました」「送料はいくらですか」「返品はどうすればいいですか」——こうした繰り返しの質問を FAQ...
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。
レッスン本文
過去の質問履歴からFAQ候補を洗い出す
カスタマーサポートの現場では、毎日似たような質問が届きます。「パスワードを忘れました」「送料はいくらですか」「返品はどうすればいいですか」——こうした繰り返しの質問を FAQ(=よくある質問集)にまとめれば、お客様は自分で答えを見つけられるようになり、あなたの対応時間も大幅に減ります。
でも「どの質問をFAQにすればいいの?」という最初の一歩が意外と難しいですよね。料理にたとえると、冷蔵庫の中身を全部テーブルに出して「今週よく使った食材はどれ?」と振り返る作業に似ています。この Atom では、AIを使ってその「振り返り」を一気にやる方法を学びます。

準備する
必要なもの
- 過去の問い合わせ履歴(メール、チャットログ、スプレッドシートなど何でもOK)
- AIチャットツール(ChatGPT、Claude など。無料版で十分です)
- メモ用のテキストファイルまたはスプレッドシート
問い合わせ履歴を集める
過去1〜3か月分の問い合わせ内容をテキストとしてコピーできる状態にします。完璧に整っていなくて大丈夫です。「お客様からの質問部分」が読めればOKです。
- 良い例: メールの受信ボックスから問い合わせメール50件分の本文をコピーしてテキストファイルに貼り付けた
- 悪い例: 「だいたいこういう質問が多い気がする」と記憶だけで進める(抜け漏れが起きます)
AIに質問を分類してもらう
集めた履歴をAIに渡して、FAQ候補を洗い出してもらいます。以下のプロンプト(=AIへの指示文)をそのまま使ってください。
プロンプト例 1:質問の分類
以下はお客様からの問い合わせ履歴です。
内容を読んで、似た質問をグループにまとめてください。
各グループに「質問のテーマ名」と「件数」と「代表的な質問文」を付けてください。
件数が多い順に並べてください。
---
(ここに問い合わせ履歴を貼り付ける)
AIが返してくれる結果は、たとえばこんな形になります:
| テーマ名 | 件数 | 代表的な質問文 |
|---|---|---|
| パスワードリセット | 12件 | 「ログインできなくなりました。パスワードを変えたいです」 |
| 送料について | 8件 | 「○○への送料はいくらですか?」 |
| 返品・交換 | 7件 | 「届いた商品を返品したいのですが」 |
プロンプト例 2:FAQ化の優先順位付け
先ほどの分類結果をもとに、FAQ記事にする優先度を判定してください。
判定基準は以下の3つです:
1. 件数が多い(3件以上)
2. 回答が毎回ほぼ同じ(定型回答できる)
3. お客様が自分で解決できる内容
各テーマについて「高・中・低」の優先度と、その理由を1行で書いてください。
結果を成果物にまとめる
AIの出力をそのまま成果物にせず、あなたの目で確認して整えます。
FAQ候補リストのテンプレート
以下の形式で、テキストファイルまたはスプレッドシートにまとめてください:
# FAQ候補リスト
作成日: 2026-04-13
対象期間: 2026年1月〜3月
問い合わせ総数: 約50件
優先度:高
- パスワードリセット(12件)→ 定型手順あり、自己解決可能
- 送料について(8件)→ 料金表へのリンクで解決
優先度:中
- 返品・交換(7件)→ 条件分岐があるため一部のみFAQ化
優先度:低
- 個別の在庫問い合わせ(3件)→ 在庫は都度変わるためFAQ不向き
- **良い例**: AIの分類結果を確認し、「これは実際には別の質問だな」と思ったものを手動で分け直した
- **悪い例**: AIの出力をそのまま貼り付けて「完成」とした(AIは文脈を完全には理解できないので、人の目チェックが必要です)

確認する
完成したFAQ候補リストが以下を満たしているか、チェックしましょう:
- 問い合わせ履歴の実データに基づいている(記憶や想像ではない)
- 3件以上の問い合わせがあるテーマが漏れなく拾えている
- 各テーマに優先度(高・中・低)と理由が付いている
- AIの出力をそのまま使わず、自分の目で確認・修正した
つまずきやすいポイント
「履歴が少なすぎてAIが分類できない」
10件未満だとグループ化が難しいです。最低20〜30件は集めましょう。足りない場合は対象期間を広げてください。
「AIが的外れな分類をする」
AIに渡すテキストに「あなたの会社の業種」「主な商品やサービス」を1〜2行で追加すると精度が上がります。プロンプトの冒頭に「当社はアパレルECを運営しています。」のように書き添えてください。
「どこまで細かく分ければいいかわからない」
目安は「1つのFAQ記事で1つの回答が書けるか」です。「返品」と「交換」で回答が違うなら別テーマにします。回答がほぼ同じなら1つにまとめてOKです。
種類: markdown_doc
検証: basic_manual_check_v1
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディア
必須
なし
あると楽
なし