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FAQレビューの運用フローを設計する
FAQレビューの運用フローを設計する あなたの会社のウェブサイトに「よくある質問(FAQ)」のページがあります。 でも、商品が変わったりルールが変わったりすると、FAQの内容も古くなってしまいますよね。 これは、...
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。
レッスン本文
FAQレビューの運用フローを設計する
あなたの会社のウェブサイトに「よくある質問(FAQ)」のページがあります。 でも、商品が変わったりルールが変わったりすると、FAQの内容も古くなってしまいますよね。
これは、レストランのメニューと同じです。 新しい料理ができたら追加し、季節限定の料理が終わったら外す。 その「メニューのお手入れ」をルール化しておかないと、お客さんは古い情報を信じてしまいます。
このレッスンでは、AIツールを味方にして「FAQを定期的にチェックして最新に保つ仕組み」を設計します。 15分で終わるように、シンプルに進めましょう。
ざっくり流れをイメージする
FAQレビューの運用は、大きく4つのステップに分かれます。

- 洗い出す ― いまあるFAQを全部リストアップする
- チェックする ― AIに「この内容、まだ正しい?」と聞く
- 直す ― 古い部分を書き直す
- 確認する ― 直した内容をチームで最終確認する
既存のFAQをリストアップする
まずは、あなたの会社のFAQページを開いて、すべての質問と回答をコピーしてメモ帳などに貼り付けます。
- 良い例: 「返品方法は?」「送料はいくら?」など、質問ごとに1行ずつ番号を振って整理する
- 悪い例: 画面をざっと見て「だいたいこんな感じ」と頭の中だけで進める
💡 なぜ書き出すのか? AIツールに「この文章をチェックして」と依頼するとき、テキストとして渡す必要があるからです。
FAQが多い場合は、まず10件ずつに区切りましょう。一度に50件渡すと、AIの回答が大雑把になりがちです。
AIにチェックを依頼する
AIチャットツール(ChatGPTやClaudeなど)を開いて、次のように質問してみましょう。
プロンプト例①:古い情報がないかチェックする
以下は当社FAQページの質問と回答です。
情報が古くなっている箇所、表現が分かりにくい箇所を「項目番号・問題点・修正案」の表形式で指摘してください。
---
[ここにFAQのテキストを貼り付ける]
このプロンプト(=AIへの指示文)をコピペして、カッコの中身をあなたのFAQに置き換えるだけです。 表形式で返ってくるので、どこを直せばいいかが一目で分かります。
プロンプト例②:お客さん目線で分かりにくい部分を見つける
あなたはこの会社のサービスを初めて使うお客さんです。
以下のFAQを読んで、「意味が分からない」「もっと詳しく知りたい」と感じた箇所を教えてください。
---
[ここにFAQのテキストを貼り付ける]
こちらは「お客さん役になりきって」とAIに伝えることで、専門用語や説明不足を見つけてもらう方法です。

AIからの回答をメモしておきます。
💡 ポイント:AIの回答は「提案」であって「正解」ではありません。 「なるほど、ここは確かに分かりにくいな」と思った部分だけ採用すればOKです。
直すべきところを書き直す
AIが指摘した点を確認して、実際にFAQの文章を書き直します。
- 良い例: 「返品は7日以内」→ 社内ルールを確認したら正しくは「14日以内」だったので修正する
- 悪い例: AIが言ったから全部書き直す(内容が合っている部分まで直す必要はありません)
💡 たとえ話:AIは「健康診断の結果」のようなものです。 「ここ注意!」というサインが出ている場所だけ、自分で確認して手直しすればOK。
修正が多いときは、AIにリライトを手伝ってもらうこともできます。
プロンプト例③:修正文を書いてもらう
以下のFAQ回答を、正しい情報に基づいて書き直してください。
変更点:返品期限が7日→14日に変更、送料無料の条件が3,000円以上→5,000円以上に変更
元の文:
[ここに修正前のFAQテキストを貼り付ける]
変更点を箇条書きで伝えると、AIが前後の文脈に合わせた自然な文章を作ってくれます。
チームで最終確認する
書き直したFAQを、チームの誰か(同僚や上司)に1回読んでもらいましょう。 確認してもらうのは次の2点だけです。
- 「この内容で分かりやすいか」
- 「事実として正しいか」
SlackやTeamsで「FAQ修正しました。赤字部分だけ見てもらえますか?」と送れば、相手の負担も少なく済みます。
運用フローをまとめる
最後に、あなたが今やった手順を「次回も同じようにできる」形にまとめます。 次の項目が入っていればOKです。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 頻度 | 月に1回、第2週の水曜日 |
| 担当 | カスタマーサポート担当者(ローテーション) |
| 手順 | ①リストアップ → ②AIチェック → ③修正 → ④チーム確認 |
| 使うツール | ChatGPTまたはClaude |
| 成果物 | 修正済みFAQ(Googleドキュメント等) |
| 保存場所 | 共有ドライブの「CS運用マニュアル」フォルダ |
この表をGoogleドキュメントやNotionなどに保存しましょう。これがあなたの「FAQレビュー運用フロー」の完成です。
プロンプト例④:運用フロー表をAIに作ってもらう
以下の条件でFAQレビュー運用フローの表を作ってください。
- 頻度:月1回
- 担当:CSチーム
- 手順:リストアップ→AIチェック→修正→チーム確認
- ツール:Claude
- 成果物:修正済みFAQドキュメント
つまずきやすいポイント
| つまずき | よくある状況 | 対策 |
|---|---|---|
| AIが「全部直せ」と言ってくる | 10件中8件に指摘が出て途方に暮れる | 「事実の間違い」と「表現の改善」を分ける。事実の間違いだけ優先して直す |
| どのくらいの頻度で見直せばいいか分からない | サービスの更新頻度が読めない | まずは月1回から始めて、変更が多い月は2回に増やす |
| チーム確認が面倒 | 忙しくて誰も見てくれない | 「変更した箇所だけ赤字にして送る」「2営業日以内に返事がなければOKとする」とルール化する |
| AIに渡すテキストが長すぎる | FAQ全体で100問以上ある | 10〜15問ずつに区切って、カテゴリごとにチェックする |
確認する:できあがりをチェックする
以下の3つが揃っていれば、このレッスンは完了です。
- FAQリストをテキストに書き出し、AIにチェックを依頼できた
- AIの指摘のうち「事実の間違い」を修正できた
- 「頻度・担当・手順・ツール・成果物」が書かれた運用フロー表を保存できた
完成した運用フロー表のスクリーンショットを撮っておきましょう。これがあなたの成果物です。
種類: markdown_doc
検証: basic_manual_check_v1
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディア
必須
なし
あると楽
なし