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複数回のやり取りを安定させる

複数回のやり取りを安定させる AIとチャットしていると、最初はうまく答えてくれたのに、何度かやり取りするうちに話がズレてきた経験はありませんか? これは、レストランで注文するときに似ています。1品だけ頼むなら間違い...

stabilize-multi-turn-conversationstabilize-multi-turn-conversation「stabilize multi turn conversation」に関するスキルがこのレッスンで身につきます。
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学習メモ

成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。

種類: markdown_doc検証: basic_manual_check_v1

証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。

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メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。

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レッスン本文

複数回のやり取りを安定させる

AIとチャットしていると、最初はうまく答えてくれたのに、何度かやり取りするうちに話がズレてきた経験はありませんか?

これは、レストランで注文するときに似ています。1品だけ頼むなら間違いは起きにくいですが、「前菜はこれ、メインはあれ、ドリンクは別で、デザートは後から」と伝えるうちに、店員さんが途中の注文を忘れてしまうようなものです。AIも同じで、会話が長くなると「最初に何を頼まれたか」を見失いやすくなります。

このレッスンでは、AIとの複数回のやり取り(=マルチターン会話)を安定させる3つのテクニックを学び、実際にブレない会話ログを1本作ります。

理解する — なぜ会話がブレるのか

AIには「コンテキストウィンドウ」(=AIが一度に覚えていられる会話の量)という制限があります。会話が長くなると、古いやり取りが押し出されて「忘れられる」ことがあります。

また、あなたの指示があいまいだと、AIはやり取りのたびに違う解釈をしてしまいます。

会話がブレる仕組み

ブレる主な原因は3つです:

  1. 役割を最初に伝えていない — AIが毎回「自分は何者か」を推測してしまう
  2. 途中で前提を変えている — 矛盾した指示を出すとAIが混乱する
  3. 会話が長くなりすぎる — 重要な指示が「忘れられて」しまう

実践する — 3つの安定テクニック

テクニック1:最初に「役割」と「ルール」を宣言する

会話の1通目で、AIに役割と守るべきルールを伝えます。これを「システムプロンプト」(=AIへの最初の指示書)と呼びます。

良い例:

あなたはカスタマーサポート担当です。以下のルールを守ってください:
- 回答は3文以内で簡潔に
- わからないことは「確認します」と答える
- 商品名は正式名称を使う

悪い例:

お客さんへの返事を手伝って

悪い例では、どんなトーンで、どのくらいの長さで答えればいいかAIが判断できません。

テクニック2:長くなったら「ここまでのまとめ」を挟む

5〜6往復したら、途中で「まとめ」を入れてAIの記憶をリフレッシュします。

使えるプロンプト例:

ここまでの要点を箇条書きでまとめてください。このまとめを前提に、続きを進めます。

AIがまとめを出したら、内容を確認してから次の指示を出してください。まとめが間違っていたら、その場で訂正します。

テクニック3:新しい話題は「区切り」を入れてから始める

同じチャットの中で別の話題に移るときは、明確な区切りを入れます。

良い例:

--- ここから新しい話題です ---
先ほどのカスタマーサポートのルールは維持したまま、
次は返品対応のテンプレートを作ってください。

悪い例:

返品のやつもお願い

悪い例では「返品のやつ」が何を指すかAIが推測するしかなく、的外れな回答になりがちです。

作ってみる — 安定した会話ログを1本完成させる

以下の手順で、実際にAIと安定したやり取りを行い、その会話ログを成果物として保存します。

ステップ1:テーマを決める

あなたの仕事に関連するテーマを1つ選びます。たとえば:

  • お客様からのよくある質問への回答テンプレートを作る
  • 社内マニュアルの下書きをAIと一緒に作る
  • 報告メールの文面をAIに相談しながら仕上げる

ステップ2:役割とルールを宣言する(テクニック1)

チャットの1通目に、以下のような指示を貼り付けます。テーマに合わせて内容を変えてください。

あなたは[あなたのテーマに合った役割]です。以下のルールを守ってください:
- [ルール1]
- [ルール2]
- [ルール3]

ステップ3:5往復以上やり取りする

実際にAIとやり取りし、途中で「まとめ」を挟む(テクニック2)、話題が変わるときは「区切り」を入れる(テクニック3)を実践します。

ステップ4:会話ログを保存する

完成した会話を、テキストファイルやドキュメントにコピーして保存します。

会話ログ保存の様子

検証ポイント:保存した会話ログを見直す

以下をチェックしてみてください:

  • 最初の1通目に「役割」と「ルール」が書かれている
  • 5往復以上のやり取りがある
  • 途中で「まとめ」を挟んだ箇所がある
  • AIの回答が最初から最後まで一貫している(トーンや長さがブレていない)

4つすべてにチェックが入れば、このレッスンは完了です。

つまずきやすいポイント

よくあるつまずき対処法
AIの回答がだんだん長くなる最初のルールに「回答はN文以内」と文字数制限を入れる
途中で全然違う話を始めてしまう新しいチャットを開き直す方が安定する場合もある
まとめを頼んだら内容が間違っている「いいえ、正しくは○○です」とその場で訂正し、訂正後のまとめを確認する
英語で返事が返ってくる最初のルールに「必ず日本語で回答してください」を追加する
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。

種類: markdown_doc

検証: basic_manual_check_v1

証跡とメディア

証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。

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メディア

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