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見るべき指標を選ぶ
見るべき指標を選ぶ データ分析をはじめるとき、いちばん大切なのは「何の数字を見ればいいか」を決めることです。これは料理にたとえると、冷蔵庫の中身をぜんぶ使おうとするのではなく、「今日はカレーを作る」と決めてから必要...
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。
レッスン本文
見るべき指標を選ぶ
データ分析をはじめるとき、いちばん大切なのは「何の数字を見ればいいか」を決めることです。これは料理にたとえると、冷蔵庫の中身をぜんぶ使おうとするのではなく、「今日はカレーを作る」と決めてから必要な材料だけを取り出すのと同じです。
この Atom では、AI(人工知能)チャットツールに相談しながら、あなたのビジネスや目的に合った「見るべき指標(=数字で追いかける目印)」を 3〜5 個に絞り込み、1 枚のメモにまとめます。
前提を確認する
- AI チャットツール(ChatGPT、Claude など)をブラウザで開ける状態にしておいてください
- 自分が関わっている業務やプロジェクトをひとつ思い浮かべておいてください(例:ECサイトの運営、社内の問い合わせ対応、SNS運用など)
ステップ 1:目的をひとことで書き出す
まず、「何のためにデータを見るのか」を 1 文で書きます。ここが曖昧だと、あとから数字の海に溺れてしまいます。
良い例:
- 「ECサイトの売上を来月 10% 伸ばすために、どこがボトルネックか知りたい」
- 「問い合わせ対応の平均時間を短くして、お客さまの満足度を上げたい」
悪い例:
- 「データを見たい」(何のために?)
- 「とりあえず全部の数字を把握したい」(絞れていない)
ステップ 2:AI に指標の候補を出してもらう
ステップ 1 で書いた目的を、AI チャットに次のように質問します。コピーしてそのまま貼り付け、太字の部分だけ自分の内容に書き換えてください。
あなたはデータ分析の専門家です。
私の目的は「**ECサイトの売上を来月10%伸ばすためにボトルネックを見つけること**」です。
この目的に対して、追いかけるべき指標(KPI)を重要度順に5〜8個リストアップしてください。
それぞれ以下の形式で教えてください。
- 指標名
- なぜこの指標が大事か(1文)
- どこで数字を取れるか(ツール名やデータソース)
AI が返してくれたリストを、メモ帳やドキュメントにそのまま貼り付けておきます。
ステップ 3:指標を 3〜5 個に絞り込む
AI が出してくれた候補は 5〜8 個あるはずです。ここから「本当に今見るべきもの」を 3〜5 個に絞ります。

絞り込みの基準は、次の 3 つです。
| 基準 | 質問 |
|---|---|
| 動かせるか | 自分やチームのアクションでこの数字は変えられる? |
| 手に入るか | 今あるツールやデータで、この数字をすぐ確認できる? |
| 目的に直結するか | この数字が良くなれば、ステップ1の目的に近づく? |
3 つとも「はい」なら残す。1 つでも「いいえ」なら、今回は外します。
迷ったときは、AI に追加で聞いてみましょう。
以下の指標のうち、**小さなECサイト**が最初に注目すべき上位3つはどれですか?
理由もつけて教えてください。
- コンバージョン率
- 平均注文単価
- カート放棄率
- リピート購入率
- 新規訪問者数
ステップ 4:指標メモを完成させる
絞り込んだ 3〜5 個の指標を、以下のテンプレートに沿って 1 枚のメモにまとめます。これがこの Atom の成果物(=あなたが作るもの)です。
# 指標メモ
目的
(ステップ1で書いた1文をここに)
選んだ指標
-
指標名: コンバージョン率
- 理由: サイトに来た人のうち何%が買ったかを示す。売上に直結する
- 確認場所: Google Analytics > コンバージョン
- 目標値: 現状1.2% → 1.8%
-
指標名: カート放棄率
- 理由: 買う直前で離脱する人の割合。ここを改善すれば即売上に効く
- 確認場所: ECプラットフォームの管理画面
- 目標値: 現状70% → 60%
-
指標名: (同様に記入)
見ない指標(と理由)
- PV数: 見るだけで行動につながらないため今回は除外
「見ない指標」の欄も大事です。なぜ外したかを書いておくと、あとから「やっぱりあの数字も…」と迷ったときの判断材料になります。
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確認する:うまくできたかチェック
次の 3 つが満たされていれば、この Atom は完了です。
- 指標が 3〜5 個に絞られている(多すぎず、少なすぎない)
- 各指標に「なぜ見るのか」「どこで見るのか」が書かれている
- 目的と指標がつながっている(指標が良くなれば目的に近づく、と説明できる)
つまずきやすいポイント
「全部大事に見える」と絞れないとき → AI に「この中で最も ROI(=少ない労力で大きな効果が出るもの)が高いのはどれ?」と聞いてみてください。優先順位をつけてもらえます。
「目標値が分からない」とき → 最初は「現状の数字を調べる」だけで十分です。目標値は現状が分かってから決めましょう。AI に「この業界の平均的な○○率はどれくらい?」と聞くと相場観がつかめます。
AI の回答が専門用語だらけのとき → 「中学生にも分かるように説明し直してください」と追加で頼んでみてください。これだけでぐっと分かりやすくなります。
種類: markdown_doc
検証: basic_manual_check_v1
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディア
必須
なし
あると楽
なし