atom.nocode-builder.build-knowledge-bot
ナレッジボットを構築する
ナレッジボットを構築する 「よくある質問に何度も同じ返事をしている…」——そんな経験はありませんか? たとえば料理のレシピ本を持っていても、毎回ページをめくって探すのは面倒ですよね。もし「○○の作り方は?」と聞くだ...
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。
レッスン本文
ナレッジボットを構築する
「よくある質問に何度も同じ返事をしている…」——そんな経験はありませんか? たとえば料理のレシピ本を持っていても、毎回ページをめくって探すのは面倒ですよね。もし「○○の作り方は?」と聞くだけで、レシピ本の中から答えを見つけてくれるアシスタントがいたら便利だと思いませんか?
この Atom では、あなたの手元にある資料(社内マニュアル、FAQ、手順書など)を AI に読み込ませて、質問すると的確に答えてくれる「ナレッジボット」を作ります。プログラミングの知識は不要です。ChatGPT を使って、15分以内に動くボットを完成させましょう。
前提を確認する
この Atom を始める前に、以下を用意してください。
- ChatGPT のアカウント(無料プランでOK。GPT-4o が使えるとベストです)
- ボットに覚えさせたい資料(テキスト形式。Word、PDF、メモ帳のどれでも構いません)
- 例: 社内FAQ、商品説明書、業務マニュアル、自分用のメモ集
- 目安: A4 で 1〜10 ページ分くらいが扱いやすいです
ポイント: 資料が手元にない場合は、「よくある質問と答えを5つ」程度のメモを作るだけでも大丈夫です。
全体の流れを把握する
ナレッジボット作りは、たった3ステップです。

- 資料を準備する — ボットに覚えさせたい情報をテキストにまとめる
- AI にプロンプト(指示文)を渡す — 「この資料をもとに質問に答えて」と伝える
- 動作を確認する — 実際に質問して、正しく答えるかテストする
ステップ1: 資料を準備する
まず、ボットに「覚えさせたい知識」をテキストで用意します。
やることリスト
- 手元の資料(FAQ、マニュアルなど)を開く
- テキストをコピーできる状態にする(PDF ならテキスト選択してコピー、Word ならそのままコピー)
- 量が多い場合は、最も聞かれる質問 Top10 に絞る
良い例と悪い例
良い例(そのまま使える形):
Q: 有給休暇の申請方法は?
A: 社内ポータルの「勤怠管理」→「休暇申請」から、3営業日前までに申請してください。上長の承認後に確定します。
Q: 経費精算の締め日は?
A: 毎月25日が締め日です。25日を過ぎた分は翌月精算になります。
悪い例(AI が理解しにくい形):
有給は早めに出してね。経費は月末くらいまでに。
→ 具体的な手順や日付がないと、ボットもあいまいにしか答えられません。
コツ: 「質問 → 答え」のペアになっていると、AI が最も理解しやすいです。既存の資料がそうなっていなくても、箇条書きで情報が整理されていれば大丈夫です。
ステップ2: AI にプロンプトを渡す
ここが一番のポイントです。ChatGPT に「どんなボットになってほしいか」と「覚える資料」を一緒に渡します。
手順
- ChatGPT(https://chat.openai.com)を開く
- 「新しいチャット」を始める
- 以下のプロンプト(指示文)をコピーして貼り付け、
【ここに資料を貼る】の部分をあなたの資料に差し替える
あなたは社内ナレッジボットです。以下のルールを守ってください。
# ルール
- 下の「参考資料」に書かれている内容だけをもとに回答する
- 参考資料に載っていない質問には「その情報は資料に含まれていません。担当者にお問い合わせください」と答える
- 回答は丁寧語で、箇条書きを使って簡潔にまとめる
- 質問が曖昧なときは「もう少し具体的に教えていただけますか?」と聞き返す
# 参考資料
【ここに資料を貼る】
- Enter キーで送信する
プロンプトのカスタマイズ例
用途に合わせて、ルール部分を調整できます。
| やりたいこと | 追加するルール |
|---|---|
| 英語でも答えてほしい | 「質問が英語の場合は英語で回答する」 |
| 回答の最後に出典を示したい | 「回答の末尾に、参照した資料の該当箇所を引用する」 |
| カジュアルな口調にしたい | 「丁寧語」を「フレンドリーな口調」に変える |

ステップ3: 動作を確認する
ボットが正しく動くか、3種類の質問でテストします。
テスト1: 資料に答えがある質問
資料に明確に書いてある内容を質問してみましょう。
有給休暇の申請方法を教えてください。
→ 資料の内容に沿った回答が返ってくれば OK です。
テスト2: 資料に答えがない質問
資料に書いていないことを聞いてみましょう。
社長の誕生日はいつですか?
→ 「その情報は資料に含まれていません」のような返答が返れば OK です。勝手に答えを作ってしまう場合は、プロンプトの「資料に載っていない質問には〜」の部分を太字にして再度送信してみましょう。
テスト3: あいまいな質問
手続きについて教えてください。
→ 「どの手続きについてでしょうか?」のように聞き返してくれれば OK です。
3つのテストをすべてクリアしたら、あなたのナレッジボットは完成です!
つまずいたときの対処法
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 資料にないことを勝手に答える | プロンプトの制約が弱い | ルールに「必ず参考資料の範囲内で回答し、推測しない」を追加する |
| 回答が長すぎる | 簡潔さの指示がない | ルールに「回答は3行以内にまとめる」を追加する |
| 資料を貼ったのに反映されない | テキスト量が多すぎる | 資料を半分に分割して、2回に分けて貼り付ける |
| 途中で設定を忘れる | 会話が長くなった | 新しいチャットを開き、プロンプトをもう一度貼り付ける |
完成後にやってみよう(オプション)
ナレッジボットが動いたら、次のステップも試してみましょう。
- 資料を追加する: 同じチャットに「以下の資料も追加で覚えてください」と伝えて追加のテキストを貼る
- チームに共有する: ChatGPT の「共有リンク」機能でチームメンバーにボットを試してもらう
- GPTs として保存する(ChatGPT Plus の場合): 「GPTs」機能を使えば、毎回プロンプトを貼り直さなくても同じボットを何度でも呼び出せます
確認チェックリスト
以下がすべて「はい」ならこの Atom は完了です。
- ChatGPT に資料を読み込ませたプロンプトを送信した
- 資料にある質問に正しく答えることを確認した
- 資料にない質問に「わかりません」系の回答が返ることを確認した
- 完成したボットのスクリーンショットを撮った
種類: markdown_doc
検証: basic_manual_check_v1
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディア
必須
なし
あると楽
なし