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契約書・見積書のチェックポイントをAIに抽出させる

契約書・見積書のチェックポイントをAIに抽出させる

extract-document-checkpoints-with-aiextract-document-checkpoints-with-ai「extract document checkpoints with ai」に関するスキルがこのレッスンで身につきます。
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学習メモ

成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。

種類: markdown_doc検証: basic_manual_check_v1

証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。

screenshot

メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。

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レッスン本文

契約書・見積書のチェックポイントをAIに抽出させる

はじめに — なぜAIに「目」を借りるのか

大切な書類を確認するとき、「何か見落としがないか不安…」と思ったことはありませんか? それは、料理のレシピを一通り読み返して「あ、塩を入れるタイミングが書いてない!」と気づくのと同じです。

AI(=人工知能で、ここではChatGPTやClaudeのようなチャットツールのこと)は、文章を読み込んで「ここは要チェック!」というポイントを素早くリストアップしてくれます。人間がじっくり読むと30分かかる書類も、AIと一緒なら15分で確認のたたき台を作れます。

このレッスンでは、契約書や見積書のテキストをAIに読み込ませて、チェックポイントを一覧にまとめる方法を身につけます。

チェックポイント抽出フロー

前提をそろえる

このレッスンを進める前に、次の2つを用意してください。

  1. AIチャットツールのアカウント — 以下のどれかひとつで十分です
  2. 確認したい書類のテキスト — PDFやWordからテキストをコピーして用意しておきます

💡 書類が手元にない場合は、ネットで「契約書 テンプレート」と検索して練習用のテキストを使ってもOKです。

ステップ1: プロンプト(=AIへの指示文)を作る

AIに仕事を頼むときは、いきなり書類を貼るのではなく、「何をしてほしいか」を先に伝えると結果が大きく変わります。レストランで注文するのを想像してください。「何かお願いします」よりも「和食で、魚料理で、量は少なめで」と伝えたほうが、思い通りの料理が出てきますよね。AIも同じです。

以下のプロンプトをコピーして、AIチャットの入力欄に貼り付けてください。

契約書チェック用プロンプト(そのままコピペOK)

あなたは契約書の専門家です。
次の契約書テキストを読んで、以下の観点で注意すべきポイントを箇条書きで抽出してください。
それぞれのポイントについて、「なぜ注意が必要か」を1行で添えてください。

【チェック観点】
- 支払い条件(金額・期日・方法)
- 解約・キャンセルに関する条項
- 責任範囲・損害賠償の上限
- 契約期間と自動更新の有無
- 特別な制約や義務(競業避止、秘密保持など)
- 曖昧な表現や定義が不明確な箇所

---
(ここに契約書のテキストを貼り付けてください)

見積書チェック用プロンプト(そのままコピペOK)

あなたは経理の専門家です。
次の見積書テキストを読んで、以下の観点で注意すべきポイントを箇条書きで抽出してください。

【チェック観点】
- 合計金額と内訳の整合性
- 税込み・税抜きの表記
- 有効期限
- 支払い条件
- 追加費用が発生しうる条件
- 他社見積もりとの比較時に見るべき項目

---
(ここに見積書のテキストを貼り付けてください)

良い例と悪い例

理由
✅ 良い例上記のように観点を具体的に列挙するAIが「何に注目すべきか」を理解できる
❌ 悪い例「この契約書をチェックして」曖昧すぎて、的外れな回答になりやすい

ステップ2: 書類のテキストを貼り付けて送信する

プロンプトの --- の下にある指示部分を消して、確認したい契約書や見積書のテキストをそのまま貼り付けます。

AIチャット画面でプロンプトと書類を送信する様子

貼り付けたら、送信ボタン(またはEnterキー)を押します。

💡 書類が長いときのコツ: 一度に全文を送ると回答が浅くなることがあります。「第1条〜第5条」「第6条〜第10条」のように章ごとに分けて送ると、より丁寧な回答が返ってきます。

ステップ3: AIの回答を読んで検証する

AIがチェックポイントをリストアップしてくれたら、ここからが一番大事なステップです。AIの回答をそのまま信じ込まないことがポイントです。

AIは時々、もっともらしい嘘をつくことがあります。これを**ハルシネーション(=もっともらしい嘘)**と呼びます。たとえば「第7条に解約金の記載があります」とAIが言っても、実際の書類にはそんな条項がない、ということが起こり得ます。

検証の3ステップ

  1. 書類と照合する — AIが挙げたポイントが本当に書類に書いてあるか、元の文書で該当箇所を探して確認します
  2. 抜け漏れを探す — 自分が気になっていた項目がAIの回答に含まれているか確認します。抜けていたら追加で質問しましょう
  3. 重要度を自分で判断する — AIは「これは重要そう」と言いますが、あなたの状況で本当に重要かどうかの最終判断はあなたが持っています

追加質問のプロンプト例

回答に物足りなさを感じたら、以下のように追加で質問できます。

ありがとうございます。追加で以下も確認してください。
- 第◯条の「甲の責に帰すべき事由」とは具体的にどのような場合が想定されますか?
- 自動更新条項がある場合、解約の通知期限はいつまでですか?

良い例と悪い例

理由
✅ 良い例AIのリストと書類を行き来して、「確かにこの条項は要注意だな」と納得できた自分の目で裏取りしている
❌ 悪い例AIのリストだけ読んで、「まあAIが言うなら大丈夫だろう」と確認をスキップしたハルシネーションを見逃す危険がある

ステップ4: チェックポイント一覧を成果物としてまとめる

AIの回答と自分の確認結果を合わせて、「チェックポイント一覧」をテキストファイルやメモアプリにまとめます。これがこのレッスンの成果物です。

まとめ方のテンプレート

【チェックポイント一覧】
書類名: ◯◯契約書
確認日: 2026年◯月◯日

■ 支払い条件
- (AIの指摘 + 自分の確認結果を書く)

■ 解約条件
- (同上)

■ その他の注意点
- (同上)

■ 次にやること
- □ ◯◯さんに確認を依頼(期限: ◯月◯日)
- □ 修正案を作成する

まとめるときのポイント:

  • AIの回答をそのままコピペするのではなく、自分の言葉で短く書き直す
  • 「いつまでに」「誰が確認するか」も書き添えておくと、あとで便利です
  • まとめたファイルのスクリーンショットを撮っておくと、学習の記録になります

つまずきやすいポイントに対処する

つまずき原因対策
AIの回答が短すぎる・浅いプロンプトの観点が少ないチェック観点を増やす。「なぜ注意が必要かも説明してください」を追加する
書類の内容とズレた回答が返る長すぎるテキストを一度に送った章ごとに分割して「第◯条〜第◯条を確認してください」と送る
日本語が不自然AIが英語ベースで考えている「日本語で自然に答えてください」とプロンプトに追記する
テキストが長すぎてコピペできないチャットの入力欄に文字数制限がある2〜3回に分けて送り、「続きです」と伝える
AIが「法的助言はできません」と断るAIの安全ガードが作動している「法的助言ではなく、チェックポイントの洗い出しをお願いします」と言い換える

完了を確認する

以下の3つがすべて「はい」なら、このレッスンは完了です。

  • AIに契約書または見積書のテキストを送り、チェックポイントの回答を受け取った
  • AIの回答を元の書類と照合し、少なくとも1つは自分で正しさを確認した
  • チェックポイント一覧をテキストファイルやメモにまとめた(スクリーンショットを撮った)
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。

種類: markdown_doc

検証: basic_manual_check_v1

証跡とメディア

証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。

screenshot

メディア

diagramscreen_capture
前提 atom

必須

なし

あると楽

なし

学習完了