atom.training-designer.lms-content-formatting
LMS向けにコンテンツを整形する
LMS向けにコンテンツを整形する
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。
レッスン本文
LMS向けにコンテンツを整形する
このレッスンでできるようになること
あなたは、研修用のテキストや手順書を書いたことがありますか? 中身がどんなに良くても、見せ方ひとつで「読みやすい」「わかりにくい」がガラッと変わります。
この Atom では、AI ツール(ChatGPT や Claude など)の力を借りて、学習管理システム(LMS=受講者がオンラインで学ぶためのプラットフォーム)にそのまま載せられる、きれいで読みやすいコンテンツを 15 分以内で作れるようになります。
完成した成果物は「整形済みの Markdown テキスト」です。LMS に貼り付けて、受講者が迷わず読み進められる状態を目指します。
想定する前提
- 何か教えたいテキスト(手順書や説明文など)の素材が手元にある
- AI チャットツール(ChatGPT や Claude など)をブラウザで開ける
- LMS の編集画面にアクセスできる(なくてもテキストエディタで練習可能)
イメージをつかむ

上の図のように「素材 → AI で整形 → チェック → LMS に貼り付け」の 4 ステップで進めます。
お弁当の仕切りを想像してみてください。おかず(内容)は決まっていても、どう仕切るかで食べやすさが変わりますよね。コンテンツも同じで、見出しや段落の「仕切り」を上手に入れると、受講者は迷わず最後まで読み進められます。
ステップ 1: 素材を用意する
まず、LMS に載せたい内容をテキスト形式で手元に用意します。コピー&ペーストできる状態であれば OK です。
良い例: 「Next.js の基礎 — セットアップから画面表示まで」という 1 行のタイトルと、箇条書き 3〜5 個の要点がまとまっている
悪い例: 長文のメモがだらだらと書いてあるだけで、どこからどこまでが一つの話題かわからない
💡 まだきれいに整理されていなくても大丈夫です。次のステップで AI が整理してくれます。散らばったメモやチャットの履歴でも構いません。
ステップ 2: AI に整形を頼む
AI チャットツール(ChatGPT や Claude など)を開き、次のようなプロンプト(= AI への指示文)を貼り付けます。
基本のプロンプト
以下のテキストを、LMS(学習管理システム)に載せる研修コンテンツとして
読みやすい Markdown 形式に整形してください。
【整形のルール】
- 見出しは「〇〇する」のように動詞で始める
- 1段落は3〜5文以内にする
- 専門用語が出てきたら、初出時に括弧書きで平易な説明を添える
- 全体を15分で読める分量(1500〜2000文字)にまとめる
- 冒頭に「このレッスンでできるようになること」を1〜2文で書く
---
[ここに素材テキストを貼る]
この指示文は「素材テキストを、LMS にそのまま載せられる読みやすい形に直して」と AI に頼むものです。【整形のルール】部分を入れることで、AI が勝手な判断をせず、あなたの意図に沿った結果を返してくれます。
もっと良くしたいときの追加プロンプト
AI の最初の返答を見て、気になる部分があれば追加で指示を出します。
| やりたいこと | AI に送る追加指示 |
|---|---|
| 文章が長すぎる | 「各セクションを半分の長さに短くしてください」 |
| 見出しが名詞のまま | 「見出しを全て『〇〇する』の動詞形に直してください」 |
| 専門用語が残っている | 「専門用語に括弧書きで初心者向けの説明を追加してください」 |
| 例が欲しい | 「各ステップに具体的な良い例と悪い例を1つずつ追加してください」 |
💡 AI は一度で完璧な答えを返すとは限りません。「ここをこう直して」と 2〜3 回やりとりするのが普通です。料理の味見と同じで、調整しながら仕上げましょう。
ステップ 3: 整形結果をチェックする
AI が出力した内容を、次の 5 つのポイントでチェックします。
| # | チェック項目 | 合格の目安 | 不合格の例 |
|---|---|---|---|
| 1 | 見出しが動詞で始まっている | 「インストールする」「確認する」形式 | 「概要」「詳細」など名詞のみ |
| 2 | 段落が短い | 1 段落 3〜5 文、画面に収まる長さ | 10 文以上の長い段落がある |
| 3 | 専門用語に説明がある | 初出時に括弧書きで説明 | 「API」「デプロイ」が説明なし |
| 4 | 全体が 15 分で読める | 1500〜2000 文字程度 | 5000 文字を超えている |
| 5 | 冒頭でゴールがわかる | 最初の 2 文で「何ができるようになるか」がわかる | 本文を全部読まないとわからない |

💡 旅行のしおりをイメージしてください。出発地(前提)→ 移動(手順)→ 到着(確認)の流れが明確なら、読者は迷いません。しおりの見出しだけ読んで旅程がわかるのが理想です。
チェックに AI を活用する
自分でチェックするのが難しいと感じたら、AI にチェックしてもらうこともできます。
以下の文章を、次の5つの観点でチェックして、
問題がある箇所を具体的に指摘してください。
1. 見出しが動詞で始まっているか
2. 段落が3〜5文以内か
3. 専門用語に初出時の説明があるか
4. 全体が15分で読める分量(1500〜2000文字)か
5. 冒頭2文でゴールがわかるか
---
[ここに整形済みテキストを貼る]
ステップ 4: LMS に貼り付ける
整形が終わったテキストを、お使いの LMS の編集画面に貼り付けます。
多くの LMS は Markdown(=「#」や「-」などの記号で見出しや箇条書きを表す書き方)をそのまま表示できます。Markdown に対応している場合は、テキストをそのまま貼るだけで見出しや箇条書きがきれいに表示されます。
Markdown に対応していない LMS の場合は、LMS の編集ツールバー(ワープロのように太字や見出しをボタンで設定する機能)を使って、見出しや箇条書きを手作業で設定してください。
ステップ 5: 受講者の目線で通し読みする
最後に、受講者になったつもりで 1 回通し読みします。次の 3 点を意識してください。
- 見出しだけ読んで全体像がつかめるか: 見出しをざっと眺めるだけで「このレッスンで何をするか」がわかる状態が理想です
- 専門用語に迷わないか: 初めて出てきた用語に「これ何?」と思わないか確認します
- スマホでも読みやすいか: 可能であればスマホのプレビューで確認してください。長い表や横に広がるコードは崩れやすいです
良い例: 見出しをざっと見るだけで「何を学ぶか → どう進めるか → どう確認するか」の流れがつかめる
悪い例: 本文を全部読まないと何をするレッスンかわからない、または途中で「この言葉の意味がわからない」と止まる
つまずきやすいポイントと対処法
| つまずき | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| AI が長すぎる文章を返す | ルール指定が足りない | プロンプトに「1500〜2000 文字以内で」と文字数を明記する |
| 見出しが動詞にならない | AI がデフォルトで名詞見出しにする | 「見出しは全て『〇〇する』形にしてください」と追記する |
| Markdown がそのまま記号で表示される | LMS が Markdown 非対応 | 編集ツールバーで手動設定するか、管理者に Markdown 対応を確認する |
| 専門用語がそのまま残る | 素材に説明が元からない | AI に「専門用語には初出時に括弧書きで説明をつけて」と指示する |
| AI の整形結果が元の内容と違う | AI が内容を「創作」してしまった | 「元の内容を変えずに、構造だけ整えてください」と指示し直す |
完了チェック
以下の全てに「はい」と言えたら、このレッスンは完了です。
- AI を使って素材テキストを Markdown 形式に整形できた
- 5 つのチェック項目(見出し・段落・用語・分量・冒頭ゴール)を全て確認した
- LMS の編集画面(またはテキストエディタ)に貼り付けて、表示を確認できた
- 受講者の目線で通し読みして、問題がないことを確認できた
種類: markdown_doc
検証: basic_manual_check_v1
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディア
必須
なし
あると楽
なし