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選択式問題をAIで大量生成する

選択式問題をAIで大量生成する 「研修のテスト問題をひとりで何十問も作らないといけない……」そんな経験はありませんか? 手作業で問題を作ると、つい似た問題ばかりになったり、誤選択肢が「明らかにハズレ」になったりしが...

generate-quiz-batch-with-aigenerate-quiz-batch-with-ai「generate quiz batch with ai」に関するスキルがこのレッスンで身につきます。
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学習メモ

成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。

種類: markdown_doc検証: basic_manual_check_v1

証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。

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メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。

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レッスン本文

選択式問題をAIで大量生成する

「研修のテスト問題をひとりで何十問も作らないといけない……」そんな経験はありませんか? 手作業で問題を作ると、つい似た問題ばかりになったり、誤選択肢が「明らかにハズレ」になったりしがちです。

AI(=人工知能の仕組みで、ChatGPTやClaudeなどが代表的)を使えば、数分で品質のそろった問題をまとめて作れます。料理にたとえると「下ごしらえを食品加工機に任せる」イメージです。あなたは味つけの最終チェックに集中するだけ。

このレッスンでは、AIに指示を出して選択式問題を10問作り、品質チェックして仕上げるまでを15分で体験します。

問題生成の全体フロー

前提を確認する

始める前に、次の2つだけ用意してください。

  1. テストしたい学習目標:受講者に何を理解してほしいかを1文で書いたもの

    • 良い例:「新入社員が社内のセキュリティルール3つの概要を説明できる」
    • 悪い例:「セキュリティのことを知る」(何をどの程度知ればよいか不明確で、AIも困ってしまいます)
  2. AIチャットツールへのアクセス:以下のどれか1つでOKです。無料版で十分使えます

    • ChatGPT(OpenAIが提供する対話型AI):ブラウザで chat.openai.com を開く
    • Claude(Anthropicが提供する対話型AI):ブラウザで claude.ai を開く
    • Cursor(AI搭載のコードエディタ)のチャット機能:普段Cursorを使っている方はそのまま使えます

どのツールでも手順はほぼ同じです。このレッスンではChatGPTの画面を例にしますが、他のツールでもコピペで同じ結果が得られます。

プロンプト(=AIへの指示文)を組み立てる

プロンプトは料理の「レシピ」のようなものです。「何を・いくつ・どんな形式で作ってほしいか」を書きます。レシピがあいまいだと味が不安定になるのと同じで、プロンプトがあいまいだとAIの出力もブレます。

次のテンプレートをまるごとコピーして、かっこ [ ] の中だけ書き換えてください。

あなたは研修の問題作成の専門家です。
以下の学習目標について、選択式問題を10問作成してください。

学習目標:[ここに学習目標を1文で書く]
対象者:[例:新入社員 / 中途入社者 / 管理職 など]

条件:
- 1問につき4つの選択肢(ア〜エ)を用意する
- 正解は1つだけにする
- 誤選択肢は「もっともらしいが間違い」にする(よくある勘違いをベースに作る)
- 問題文は中学生でもわかる言葉で書く
- 難易度を「易しい3問・普通5問・やや難しい2問」に分配する
- 出力形式:問題番号、問題文、選択肢、正解、正解の理由(1〜2文)の順

良いプロンプトと悪いプロンプトの違い

良い例:

学習目標:「メールの送信先を間違えたときの対応手順を3つ説明できる」 対象者:新入社員

→ 何について・誰向けに・どの程度の知識を問うかが明確です。AIが迷わず問題を作れます。

悪い例:

「問題を作って」

→ テーマ・難易度・数が一切ありません。AIが「勝手に決める」ので、期待とかけ離れた結果になりがちです。

AIにプロンプトを送る

  1. AIチャットツールの入力欄(画面の一番下にあるテキストボックス)にテンプレートをそのまま貼り付ける
  2. 送信ボタンを押す(Enterキーでも送れます)
  3. 結果が表示されるまで待つ(通常10〜30秒です)

AIチャット画面でのプロンプト送信例

ヒント: 結果が長くて途中で切れた場合は、「続きを出力してください」と送れば、途中から再開してくれます。

生成された問題をチェックする

AIの出力を「そのまま使う」のではなく、4つの観点でチェックします。旅行前の荷物チェックリストのように、1つずつ確認していきましょう。

チェック観点確認することよくある問題
正確性正解は本当に正しいか?AIが古い情報や誤った事実を書くことがある
難易度受講者のレベルに合っているか?専門用語が多すぎる、または簡単すぎる
誤選択肢の質「もっともらしいが間違い」になっているか?明らかにおかしい選択肢だと誰も引っかからない
表現のわかりやすさ問題文を声に出して読んでみて自然か?一文が長すぎる、二重否定で混乱する

良い問題の例: 正解が1つに絞れて、誤選択肢が「受講者がやりがちな勘違い」に基づいている

悪い問題の例: 正解が2つ以上ある/誤選択肢が「到底ありえない」内容で誰も選ばない

問題を修正してもらう

チェックで気になった点は、AIにそのまま伝えて修正してもらいます。ここでも「何を・どう直したいか」を具体的に書くのがコツです。

良い修正依頼の例:

3問目について修正してください。
- 正解がBとDの両方で成立しています
- Bを正解として、Dの選択肢を「もっともらしいが間違い」に書き換えてください
- 解説も更新してください

悪い修正依頼の例:

もうちょっと直して

→ どこをどう直すかが不明確で、見当はずれな修正が返ってきます。

一括で品質を底上げするプロンプト

すべての問題をまとめてブラッシュアップしたいときは、次のプロンプトを追加で送ります。

上記の10問を以下の観点で見直して、改善版を出力してください。
- 正解が1つだけであることを再確認する
- 誤選択肢を「受講者がやりがちな勘違い」ベースに修正する
- 問題文を声に出して読んで不自然な表現があれば直す
- 解説を「なぜ他の選択肢が間違いか」も含めて充実させる

完成した問題を保存する

最終版の問題をコピーして、普段使っている場所に保存します。

  1. AIの回答部分をマウスで全選択してコピーする(Ctrl+C または Cmd+C
  2. Googleドキュメント、Word、メモ帳など好きなツールに貼り付ける
  3. ファイルの先頭に「学習目標」「作成日」「問題数」をメモしておく

ヒント: 次回は学習目標を変えるだけで同じテンプレートが再利用できます。テンプレートも一緒に保存しておくと便利です。

つまずきやすいポイント

よくあるつまずき原因対処法
AIが英語で回答してくるプロンプトに言語指定がないテンプレートの最後に「日本語で出力してください」を追加する
問題数が足りない回答の途中で途切れた「続きを出力してください」と送る
正解が2つ以上ある問題が出るAIが文脈を取り違えた修正依頼で「正解はBのみ」と明示して直してもらう
難しすぎる問題ばかり出る対象者レベルが伝わっていないプロンプトに「対象者:新入社員」のように明記する

確認する:自分でできたかチェック

以下の3つすべてに「はい」と言えれば、このレッスンは完了です。

  • AIに送るプロンプトを自分でテンプレートから組み立てられた
  • AIが生成した10問を4つの観点でチェックし、少なくとも1問は修正を依頼できた
  • 最終版の問題を1つのファイルに保存できた
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。

種類: markdown_doc

検証: basic_manual_check_v1

証跡とメディア

証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。

screenshot

メディア

diagramscreen_capture
前提 atom

必須

なし

あると楽

なし

学習完了