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回別の傾向変化を比較分析する
回別の傾向変化を比較分析する こんにちは!このレッスンでは、研修やワークショップを複数回実施したあとに「前回と今回で何が変わったのか?」をAIの力を借りて分析する方法をお伝えします。 週末に料理を何度か作ったとしま...
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。
レッスン本文
回別の傾向変化を比較分析する
こんにちは!このレッスンでは、研修やワークショップを複数回実施したあとに「前回と今回で何が変わったのか?」をAIの力を借りて分析する方法をお伝えします。
週末に料理を何度か作ったとします。1回目は味が薄くて、2回目はちょうどよくなって、3回目は焦がしてしまった……。そんなとき、「どの調味料を変えたらどう変わったか」を比べると、次回の料理のヒントになりますよね。研修の分析もこれと同じです。回ごとに「参加者の反応」「理解度」「満足度」がどう変わったかを比べることで、研修をより良くしていくヒントが見つかります。
この Atom を終えると、あなたは AI ツール(=人工知能を使った便利なソフト)の力を借りて、回別の傾向変化をひとつの比較レポートにまとめられるようになります。所要時間は約15分です。
前提を確認する
始める前に、以下のものを用意してください。
- 分析したい研修のデータ(2回分以上): アンケート結果、参加者の発言メモ、感触のメモなどでOKです。Excel(=表計算ソフト)や Google スプレッドシート(=ネット上で使える表ソフト)の形式が扱いやすいです
- AI ツールへのアクセス: ChatGPT(https://chat.openai.com)または Claude(https://claude.ai)にログインできる状態にします。どちらでも大丈夫です
- 回数の情報: 「第1回」「第2回」のように、どのデータが何回目のものか分かるようにしておきます
良い例: 「第1回アンケート.xlsx」と「第2回アンケート.xlsx」をそれぞれ用意し、シートに「日付」と「回数」が書いてある
悪い例: すべての回のデータが1つのファイルに混ざっていて、どれが何回目か分からない
データを準備する
まずは分析しやすい形にデータを整えます。AI は「きれいに揃ったデータ」のほうが正確に分析できます。
- 回ごとにデータを分ける: 第1回・第2回・第3回……と、それぞれ別のシート(または別ファイル)に分けておきます
- 項目(列)をそろえる: 「満足度」「理解度」「自由意見」など、各回で同じ項目名を使います。項目名が違うと AI が比べにくくなります
- 不要な情報を削る: 個人名やメールアドレスなど、分析に関係ない列は消しておきましょう。AI に個人情報を渡さないのも大事なポイントです
良い例: 各回のシートに「Q1.満足度(5段階)」「Q2.理解度(5段階)」「Q3.自由意見」の3列がそろっている
悪い例: 第1回は「満足度」、第2回は「満足度(1-5)」、第3回は「satisfaction」と列名がバラバラ

AI にデータを渡す
データが用意できたら、AI にアップロードします。ここでは ChatGPT と Claude の2つの方法を紹介します。
方法A: ChatGPT を使う場合
- ChatGPT を開き、チャット画面左下の📎(クリップ)マークをクリックします
- 準備した Excel ファイルをアップロードします
- 下の「プロンプト例」をコピーして送信します
方法B: Claude を使う場合
- Claude を開き、チャット欄の📎マークをクリックします
- 準備した Excel ファイルをアップロードします
- 下の「プロンプト例」をコピーして送信します
ポイント: Excel ファイルをそのままアップロードできない場合は、データをコピーしてチャット欄に直接貼り付けてもOKです。
AI に比較分析を依頼する
次のプロンプト(=AI へのお願い文)をコピーして、AI に送りましょう。
以下にアップロードした2つの研修回のデータを比較し、傾向の変化を分析してください。
【分析してほしいポイント】
1. 満足度の平均値の変化(上がった?下がった?)
2. 理解度の平均値の変化
3. 自由意見によく出てくるキーワードの変化
4. 回答のばらつき(全員が似た回答か、人によって大きく違うか)
【出力形式】
- まず数値の変化を表にまとめてください
- 次に「改善された点」と「課題として残る点」を箇条書きで分けてください
- 最後に次回の研修に向けた改善提案を3つ挙げてください
第1回のデータ: [アップロード済み or ここに貼り付け]
第2回のデータ: [アップロード済み or ここに貼り付け]
「何をしているか」の説明: AI に2回分のデータを渡して、「どこが変わったか」を表と箇条書きで整理してもらうお願い文です。分析ポイントと出力形式を指定することで、AIが的確に答えてくれます。
良い例: 「満足度の変化」「キーワードの変化」「改善提案」のように、見てほしい観点を具体的に書く
悪い例: 「このデータを分析して」とだけ書いて、どんな比較がしたいか伝えない
3回以上のデータがある場合のプロンプト
3回以上のデータがある場合は、次のように依頼を調整します。
以下の3回分(第1回・第2回・第3回)の研修データを時系列で比較してください。
回を追うごとにどのような傾向変化があるか、折れ線グラフをイメージして説明してください。

結果を読み解く
AI からの回答が届いたら、次の3ステップで結果を確認します。
ステップ1: 数字の変化を確認する
満足度や理解度の平均が上がったか下がったかを確認します。AI が出した数字が正しいか、元データの数字と照らし合わせましょう。
確認のしかた: 元データで満足度の合計÷人数を電卓で計算して、AIの出した平均値と一致するか見ます。
ステップ2: 言葉の変化に注目する
自由意見によく出るキーワードが「分かりにくい」から「楽しかった」に変わっていれば、改善の兆しがあります。
ステップ3: AI の出力を疑う
AI は間違えることがあります。特に以下に注意してください。
| よくある AI の間違い | 対策 |
|---|---|
| 平均値の計算ミス | 電卓やスプレッドシートで自分でも計算する |
| 存在しないデータへの言及 | 元データにない項目について語っていたら無視する |
| 因果関係のこじつけ | 「AだからB」という説明に根拠があるか確認する |
AI に追加で質問する例: 「この結果について、もう少し詳しく教えてください。特に満足度が下がった原因として考えられる仮説を3つ挙げてください」
報告書をまとめる
最後に、分析結果をひとつのレポート(Markdown 形式の文書)にまとめます。これが今回の成果物(=あなたが作るもの)です。
レポートの構成例:
| セクション | 内容 | 書くことの例 |
|---|---|---|
| 概要 | どの研修の何回目と何回目を比較したか | 「新人研修 第1回(4/10)と第2回(5/15)を比較」 |
| データの概要 | 各回の参加人数・回答率 | 「第1回: 25名回答、第2回: 28名回答」 |
| 改善された点 | 満足度が向上した項目など | 「理解度が3.2→4.1に改善」 |
| 課題として残る点 | 理解度が低下した項目など | 「実践的な演習が不足との意見が継続」 |
| 次回のアクション | 具体的な改善案 | 「演習時間を15分→25分に延長する」 |
AI にレポート作成を手伝ってもらうプロンプト例: 「上記の分析結果を使って、上司に報告するためのレポートをMarkdown形式で作成してください。概要・改善点・課題・次回アクションの4セクション構成でお願いします。」
検証する
レポートが完成したら、以下のチェックリストで確認しましょう。すべてにチェックが入れば完成です。
- 元のデータと矛盾する結論がないか
- 数字(平均値など)を自分でも確認したか
- 「改善された点」と「課題」の両方が書かれているか
- 次回のアクションが具体的か(「頑張る」ではなく「演習時間を10分増やす」のように)
- 第三者(研修に関わっていない人)にも意味が伝わる書き方か
つまずき対策
| つまずきポイント | 対策 |
|---|---|
| AI がデータを読み込んでくれない | Excel ファイルではなく、データをテキストとしてコピー&ペーストしてみましょう。または CSV 形式(=カンマ区切りのテキスト)に変換してアップロードします |
| AI の出した数字が合わない | AI は計算を間違えることがあります。重要な数値は電卓やスプレッドシートで必ず自分でも確認しましょう |
| 何を比べればよいか分からない | まずは「満足度の平均」と「自由意見に多いキーワード」の2つだけ比べることから始めましょう |
| レポートの書き方が分からない | AI に「レポート形式でまとめて」と追加でお願いしましょう。出てきた文をそのまま使うのではなく、あなたの言葉で手直しすることが大切です |
| 3回以上あって整理しきれない | まず隣り合う2回(第1回vs第2回)だけを比べて、慣れたら範囲を広げましょう |
種類: markdown_doc
検証: basic_manual_check_v1
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディア
必須
なし
あると楽
なし