atom.training-designer.video-storyboard
動画教材の絵コンテをAIで作る
動画教材の絵コンテをAIで作る 料理を始める前に「何を作るか」「どんな順番で進めるか」をメモしておくと、焦らずスムーズに調理できますよね。動画教材も同じです。撮影や編集に取りかかる前に、各シーンで「何を見せるか・何...
成果物成果物このレッスンが終わったとき、あなたの手元に残る具体的な成果物です(例: 公開済みの Web ページ、動作するフォームなど)。
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディアメディアレッスン内に出てくる図や動画のスロットです。実際の画面やイメージで理解を補助します。
レッスン本文
動画教材の絵コンテをAIで作る
料理を始める前に「何を作るか」「どんな順番で進めるか」をメモしておくと、焦らずスムーズに調理できますよね。動画教材も同じです。撮影や編集に取りかかる前に、各シーンで「何を見せるか・何を伝えるか」をまとめた設計図があると、あとでの手戻りがぐっと減ります。
この設計図のことを「絵コンテ(ストーリーボード=映像の設計図)」と呼びます。映画やCMの制作現場で昔から使われている手法ですが、AIチャットツール(=AIと対話できるアプリ。ChatGPTやClaudeなど)を使えば、ゼロから自分で考える負担を大きく減らせます。
このレッスンでは、AIの力を借りて15分以内に「動画教材の絵コンテ」を1本完成させます。
前提を確認する
始める前に、次の準備が整っているか確認してください。
- AIチャットツール(ChatGPTやClaudeなど)をブラウザで開ける状態にあること
- 作りたい動画教材の「テーマ」が1つ決まっていること(例:「新人向けのメールマナー」「Excelの基本操作」など)
- 動画の対象者が誰か、ざっくりイメージできていること(例:「入社1年目の新人」「店舗スタッフ」)
プログラミングの知識は一切不要です。
絵コンテのイメージをつかむ

絵コンテは、基本的に次の4つの要素をシーンごとにまとめた表です。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| シーン番号 | 何番目の画面か |
| 映像・画面の内容 | 視聴者に何を見せるか |
| ナレーション(説明文) | 何を話す・書くか |
| 所要時間 | そのシーンは何秒か |
たとえば「新人向けメールマナー」の絵コンテなら、こんな感じになります。
良い例:
- シーン1:画面に「宛先の確認」の文字 → ナレーション「まずは宛先を確認しましょう」(15秒)
- シーン2:メールソフトの宛先欄の拡大図 → ナレーション「ToとCCの違い、おさえていますか?」(20秒)
悪い例:
- シーン1:とりあえずパソコン全体を映す → ナレーションなし(何を伝えたいか不明)
- シーン2:長文のテキストを一気に表示 → 読みきれない
AIに絵コンテの雛形を作らせる
AIチャットツールに、次のような指示(プロンプト=AIへの命令文)をコピーして貼り付けてください。「___」の部分だけ、自分の内容に書き換えます。
あなたは動画教材の設計プロです。次の条件で絵コンテを表形式で作成してください。
【テーマ】___(例:新人向けのメールマナー)
【対象者】___(例:入社1年目の事務職)
【動画の長さ】3〜5分
【シーン数】5〜8シーン
表の列:シーン番号 / 映像・画面の内容 / ナレーション(説明文) / 所要時間(秒)
シーンの冒頭にはタイトル画面、末尾にはまとめ画面を入れてください。
1シーンは30秒以内にしてください。
この指示をコピーして、空欄を自分のテーマに置き換えて送信するだけで、AIが絵コンテの雛形を出力してくれます。

指示の書き方のコツ
良い例: 「テーマ:新人向けのメールマナー。対象は入社1年目の社員。5シーンで、1シーン30秒以内。」 → 具体的に書くほど、AIが的確な内容を返してくれます。
悪い例: 「メールについて教えて」 → テーマが広すぎて、動画教材の絵コンテになりません。
AIの出力が期待と違ったときの追加プロンプト
AIの回答がイマイチだった場合は、次のような追加指示を送ってみてください。やり直す必要はありません。同じチャットの続きで大丈夫です。
- 表形式にならなかった場合: 「上の内容を、マークダウンの表形式に整えてください」
- 内容が一般的すぎる場合: 「対象者は○○です。もっと具体的な場面で書き直してください」
- シーン数が多すぎる場合: 「重要度の低いシーンを削って、5シーンにまとめてください」
- ナレーションが硬い場合: 「もう少しカジュアルなトーンで、話しかけるように書き直してください」
内容を整える
AIが作った雛形を、そのまま使える部分と直したい部分に分けて確認します。この作業は、料理でいう「味見して調味料を足す」ステップです。AIが出したレシピを、自分好みに仕上げます。
次の3つの観点で見直してください。
- シーンの順番を確認する — 話の流れが自然か見直す。「このシーンの前に、説明が必要では?」と感じたら順番を入れ替える
- 言葉を自分の言葉に直す — AIの表現がかたい場合は、普段使う言葉に置き換える。社内で使っている呼び方があればそちらに統一する
- 時間を調整する — 1シーンが長すぎる(30秒以上)なら、2つに分ける。合計時間が5分を超えないように調整する
修正したい箇所が見つかったら、AIに「シーン3のナレーションをもっと短くして」のように、ピンポイントで指示するのがコツです。全体をやり直すより効率的です。
完成した絵コンテを保存する
仕上がった絵コンテを保存します。次のどちらかの方法を使ってください。
- 方法A: AIの回答をそのままコピーして、Googleドキュメントやメモアプリに貼り付ける
- 方法B: AIに「この絵コンテをコピペしやすいように、プレーンテキストでもう一度出力して」と頼む
これが今回の成果物です。ファイル名に日付とテーマを入れておくと、あとで見つけやすくなります(例:「20260413_メールマナー絵コンテ.txt」)。
検証する
完成した絵コンテが「使えるもの」になっているか、次のチェックリストで確認してください。すべてにチェックが入れば合格です。
- 全シーンでテーマから外れていないか
- 対象者が知らない専門用語を使っていないか
- 各シーンのナレーションが30秒以内で読み上げられる長さか
- シーン同士のつながりが自然か(前のシーンの話題が次に続いているか)
- 合計時間が5分以内に収まっているか
- 冒頭にタイトル・導入のシーンがあるか
- 末尾にまとめ・振り返りのシーンがあるか
つまずきやすいポイント
| つまずき | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| AIが表形式で返してくれない | 指示に「表形式で」が含まれていない | プロンプトに「表形式で作成してください」を追加する |
| 内容が一般的すぎて使えない | 対象者の情報が足りない | 「対象者は○○」と具体的に追記して再送信する |
| 1シーンが長すぎる | 時間の制約を伝えていない | 「1シーン30秒以内で」と指示に加える |
| シーン数が多すぎる | 上限を指定していない | 「5〜8シーン以内で」と指示に加える |
| AIが毎回違う形式で返す | ツールの仕様上正常な挙動 | 気に入った形式が出たら「この形式を維持して」と伝える |
種類: markdown_doc
検証: basic_manual_check_v1
証跡証跡成果物が正しく作れたことを確認するためのチェックリストです(例: ブラウザで動作する、フォーム送信で値が保存される)。
メディア
必須
なし
あると楽
なし